合格発表
2021年11月23日
代表の瀧熊です。
先週、公認会計士試験の合格発表があり当事務所のスタッフが見事に合格されました。
本当におめでとうございます!
思えば私が試験に合格したのはもう18年も前のことになります。試験に合格したら楽になれると思って受験勉強を続けていましたが、合格して喜びにひたれたのはほんの1~2日程度で、監査法人への就職が決まると「これからもっと厳しいプロの門をくぐるんだ」という緊張感に襲われたことを昨日のことにように覚えています。
今回不合格だった方へ
私は23歳の時に公認会計士の試験勉強を始めて28歳の時に合格しました。本気で受験して4回目でやっと合格までたどり着きました。今振り返ると試験に合格した年よりも残念な結果となった年のほうが精神的に得るものが大きかったような気がしてなりません。
少し私のことを書かせていただくと、
私は自分ではそう思ってはいないのですが、会計士業界では結構破天荒なキャラクターのようです。今の監査法人は、私のような人間にはあまりに窮屈で思い切って飛び出したのが数年前です。大組織を退職する前には不安なことがたくさんありましたが、それでも一歩踏み出せたのは、もう一度浪人生活に戻ったとしてもまた這い上がればいいさ!という約20年前に試験に不合格だった時の経験があったからだと思います。
飛び出してみると私のようなキャラクターを評価してくれる人が市場にはたくさんいることに気が付きました。独立してから本業となった中小企業支援は私の天職だなと心から思っています。現在、中小企業様の税務顧問、経営支援、M&Aコンサル、事業承継コンサルなどありがたいことにお仕事の話はたくさんいただいています。
私の場合、会計士を目指し始めたのが23歳で独立したのが45歳ですから自分の天職に気が付くまで20年以上かかったことになります。お金を稼げるようになった今でも受験生時代の自分のことは忘れることがありません。本質的には不合格だったあの日と何も変わらないからです。
今回不合格だった方も、たくさん苦労して、悩んで、世間からいろいろ言われることがあったとしても、ご自身がたてた目標が成就することを心から祈念いたします。